やさしくたくましい子を目指して

1.毎日の生活の中で

  • 一人一人がかけがえのない大切な存在であることを自覚できるように、職員全員が、子どもの心に寄り添い、笑顔で対応します。
  • 子どもの「おもしろそう!」「やってみたい!」という気持ちを尊重し、一緒にワクワクしながら子どもの発見や驚きに共感します。そして、その遊びが発展するように環境を工夫します。
  • 「おはようございます」「さようなら」「いってきます」「ただいま」「おかえり」などの挨拶や「ありがとう」「ごめんなさい」を、心をこめて、相手の目を見ながら言えるように、職員が見本を見せます。
  • 仲間と一緒に遊ぶことが楽しいと思える活動や、力を合わせて作り上げる体験をする中で、相手を思いやる心やいたわる心を育みます。
  • 「お手伝いをしたい」という子どもの気持ちを大切にし、心をこめて「ありがとう」をいいます。

2.全身を使って思いっきり遊ぶ

  • おひさまひろば・あおぞらひろば・どろんこひろば・ひいらぎホールで思
    いっきり遊びます。お寺の芝生、近くの公園、神社にも散歩に出かけます。夕方の外遊びも大切にしています。
  • 6月末~8月は、毎日プール遊びをします。

3.自然の中で季節の移り変わりを感じながら、のびのび遊ぶ

お天気のよい日は、園バスで、太陽ヶ丘・植物公園・大吉山・木津川運動公園・鴻ノ巣山運動公園・アクトパル宇治・琵琶湖などに出かけます。自然にふれて、子どもも保育者も、その大きさ、美しさ、不思議さに心を動かされ、自然を利用して大胆な遊びを展開していきます。

4.生き物への興味・関心を高める

生き物を育てたり、世話をしたり、触れ合ったりすることによって、命の大切さに気づき、思いやりの心が育つことを願っています

栽培

春から夏 ヒマワリ・アサガオ・ピーマン・トウモロコシなど
夏から秋 コスモス・百日草・サツマイモなど
秋から冬 大根・青梗菜・人参・白菜・ブロッコリーなど
冬から春 チューリップ・キャベツ・じゃがいもなど


チューリップの球根植え

みかんの収穫

捕まえた虫を図鑑で研究

飼育・ふれあい

アゲハチョウ・スズムシ・熱帯魚
モンシロチョウ・カブトムシ
だんごむし・みみずなど

5.異年齢児交流

3歳児・4歳児・5歳児の異年齢児交流クラスを「にじ組」とよびます。にじ組活動の時は、兄弟チームで仲良く遊びます。
4月は、年上の子が、年下の子の準備を手伝い、部屋まで送ります。お昼寝後、迎えに行き、一緒におやつを食べます。
やかんなど重いものは年上の子が持ちます。年上の子の制作や遊びの工夫を年下の子が見てまねをします。年下の子が困っている時には、年上の子が手伝います。お散歩の時は、年上の子が年下の子の手をひき、「がんばって歩こうね。」と励まします。車道側を歩くのも年上の子の役目です。
このような異年齢児交流の中で、年長児としての自覚が高まり、年下の子へのいたわりや思いやりの心が育ちます。また年下の子は、年長児へのあこがれを持ち、大きくなることへの期待をふくらませます。さらに、自分よりも小さな友達にやさしくできるようになります。その他多くの機会を利用して、異年齢児交流を行っています。

ねらい

5歳児:生活や遊びなどで、リーダーとしての自覚や誇りを持ち、思いやりやいたわりの気持ちを持って行動する。
4歳児:自分ができることを進んで行い、異年齢の友達と仲良く活動する。
3歳児:年上の子に親しみを持ち、一緒に楽しく活動する。

「手をあげてわたるんだよ。」
(3・4・5歳児)

「こうやって作るんだよ。」
(3歳児と4歳児)

「ジャンバーぬごうね。」
(1歳児と5歳児)

6.お年寄りとの交流

神明学区B型リハビリ教室ほっこりくらぶの皆さんと交流を行っています。くらぶにお伺いして歌を披露しふれあい遊びをしたり、お祭り・運動会・クリスマス会・発表会にお招きして一緒に楽しい時を過ごしています。


お手玉遊び
「あんたがたどこさ」

手作りプレゼント

敬老の日のごあいさつ

7.「やりたい!」気持ちを応援

『やりたいのにできない時』が一番燃える時!


2歳児応援団の見守る中、とべ!
(4歳児)

いけるよ。いけるよ。
(4歳児)

もうちょっと!がんばれ!!
(2歳児と4歳児)

夢中になっている時は、静かに見守ります。


もっと高く!
(0歳児)

のびるぞ。びゅーん
(0歳児)

次は赤色。どうなるかな?
(2歳児)

仲間と一緒にやりたいことをやり遂げようとする姿を見守り、応援します。

冷え込む予報が出た日の夜、子どもたちは氷づくりの準備をします。思い思いの入れ物に水と一緒にはっぱや絵具やペットボトルキャップ等を入れて凍りそうな場所に置いて帰ります。絵本で、手の形の氷を見て、さっそく試してみました。ビニール手袋に水を入れてつるしておくのです。見事にできました。
すると、「もっと薄い手袋でできないか?」「色つきの手形もできるんじゃないか。」と想いが広がり、次の実験に突入!その後、冷え込む日がこなくなってしまいましたが引き続き
水の入った手袋がデッキにぶらさがっています。
(3・4・5歳児)